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常識が非常識の時代へ

こんにちは。ビューティー企画 藤井です。

緊急事態宣言も今月末まで延長になり、感染者数は下降傾向とは言えまったく油断ができない状況は依然変わりません。

「緊急事態宣言に慣れてしまって、危機感が薄れている…」そんな言葉もチラホラ聞くようになり、かと一方ではテレワークを実施し ほとんど出歩いていない方もいて、「慣れ」からくる価値観の違いがさまざまなところに影響し始めていると感じています。

飲食店はテイクアウトの充実やお客さんの滞在時間の短さによって売り上げに影響を及ぼしていて、依然苦しい店舗がほとんどだと思います。

大手宅配ピザ・回転寿司チェーン・マクドナルドは、コロナ禍の飲食業では増益で、特にマクドナルドは過去最高益をたたき出すほど。

昔からテイクアウトも提供していた大手には追い風になり、イートインの中小飲食店は大打撃。

これらからみても収益の柱を分散させておくことが大事だということがわかります。

エステサロンに置き換えると、施術・物販の割合比率は施術が7割以上のお店の売り上げは大変です!

こうなる前に物販やサブスク型サービスを提供していたサロンはそれほど影響は受けずにいますが、施術で売り上げが上がっているエステサロンや、リラクゼーションメインの店舗は大打撃です!

今までは売り上げ単価=時間の長さでメニューを構成しているサロンも多くありますが、それこそ今の時代には非常識なメニューであることに気づいていますか?

テイクアウトが活況なように人との接触をなるべく減らそうと消費者の意識は向いているのに、「長時間=価値」が常識だったエステ業界の常識も世間から非常識になりつつあります。

それ以外にもなんでも効率化を求められる時代です。

「短時間=価値」を感じる人が圧倒的に増えてることに気付きましょう。

例えば、あなたが美容院でカットとパーマを予約したいと考えています。

「カットとパーマなら3時間は必要だな…」って考え、自分のスケジュールと合わせて美容院の予約をしますよね。

仕事や予定が埋まっていたら、前もって予約しておくか空いている美容院を探すしか希望の日時に受けることはできません。

だって1日の時間の3時間は美容院に拘束されているわけですから。

でも日を分けていくのもめんどくさいし、1回で終わらせたいですよね。

これが、消費者の行動と思考そして不満も少なからず感じています…もっと早く終わるお店があったらいいのに…と。

カット・パーマが1時間半でできます!

そんな美容院ができたならあなたはどう思いますか?

「今までの半分の時間で済むなら、この日でも行けるし、あの日でも…よし予約しちゃおう!」ってなる方の方が多いと思います。

だって、必要な時間が半分で済むだけでなく自分の髪を綺麗にできるですから。

多忙な中みんな過ごしてるので、リラクゼーションは癒しを求めてゆっくりしたいって方もいますが、短時間でいいから体をほぐしたいって方のニーズは消費者の潜在的ニーズです。

短時間に慣れた消費者は長時間には戻れません。

スマホのない10年前にあなたが戻れますか?

「短時間で価値を感じる商品づくり」が今後のサロン経営に大きく影響します。

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